家族会に来て下さい!
私は、胃瘻とつきあい始めて3年目となります。
当初は、不安が一杯で、注射器でミキサーをかけた食事をチューブに通すことで精一杯でした。
ある時、胃瘻患者、家族の会の誘いを受けました。
その会では、患者、その家族の参加だけでなく、栄養士さん、看護師さん、医師などたくさんの方が参加し、日常の困ったことや工夫点などを語り情報交換をしています。
時には、栄養剤の試食会や、胃瘻のモデルを使った胃瘻のしくみや注意点についても話を聴くことができます。その会に参加することで、不安や心配が解消されると思います。患者会のおかげで今では、胃瘻は体の一部となり、胃瘻のことなど忘れて一日一日を楽しく過ごしています。胃瘻を持つ方、また介助をされている家族の方、私たちと一緒に情報交換をし、楽しい毎日を生きてゆきませんか。
胃ろうとの出会い、生活
突然に食物が飲み込むことができなくなりました。それは、平成18年、正月を間近に控えた19日のことでした。年末ともなれば、雑用に追われるときです。特に体には異常がなく、一日の予定の仕事も終え家に入り、お茶を飲もうかと思ったときのことでした。喉に異変を感じました。おかしいな・・・喉の神経が動かず、唾液が喉を通らないのです。
近くの先生の診察を受けました。先生が一個の錠剤を出し、「飲んでみてください。」と。ところが、飲めたのです。嬉しいやら、同時に恥ずかしいこと、先生も高齢者だからと笑ったことだろう。薬をいただき、家に帰り早速、空腹だったため、食事と思いました。嫁が用意しているとき、また喉が動いてくれないのです。もう、空腹は頭より去り、その夜は一睡もできませんでした。明日の早めの診察を、ただそのことだけが脳裏から去りません。当日は早めの受付をすませました。4,5番目の診察を終え、先生から紹介状を書くから待ってくださいとのこと。その時、救急車がきましたので、待ち時間がだいぶ長くなり、病院の診察のことが心配になりましたが、11時頃何とか病院の受付もすみ、耳鼻科の診察を受けました。異常ありませんと言われ、神経内科を紹介されました。そこでも、異常がないとのことでした。先生も食事をしていないので点滴をして、入院をして様子を見ようと言われました。
3日後の夕方、喉が動いた様。ちょうど看護師さんがおられ、水を差し出さしてくれ、「これを飲んで」と飲み始めました。飲めました。看護師さんが「音がしましたね。」と、ともに喜んでくれました。それより、食事の練習が始まりました。年末なので、24日退院となりましたが、不自由な食事が始まりました。少量の食事も、1時間あまりもかけて過ごしておりました。その後、入退院を繰り返し、微熱が始まり、長く続きました。誤嚥が原因で肺炎となったとのことでした。10日くらいで退院できました。
エリア | 前橋 |
投稿者 | 近藤 泰重 |
投稿日 | 2012年9月19日 |